どの組み合わせなら勝てる? 英傑VSカースガノン
ブレスオブザワイルドの世界では、カースガノンとの戦いに負けてしまった英傑たち。
ではどうすれば勝つ事が出来たのでしょうか?
今回はそれを徹底考察していきたいと思います。
目次
英傑たちの負けた理由
そもそも英傑たちはなぜカースガノンとの戦いで敗北を喫してしまったのか。
これは非常にシンプル。
相性の問題です。
決して英傑たちの地力が劣っていたわけではありません。
そもそも英傑は、各種族の中でも特別な力・卓越した能力を持つ者たちであり、天才であり秀才の者たちです。
実際、ブレスオブザワイルドの追加コンテンツ「英傑たちの詩」や、100年前の戦いを描いたゼルダ無双「厄災の黙示録」で描かれている英傑たちの強さはかなりのもので、純粋な実力だけで考えれば、決してカースガノンにも負けていません。
それでも負けてしまったのは、純粋に相性が悪かったからです。単純な強さは上でも相性の悪さから勝敗がひっくり返る、なんて普通にありますからね。
ポケモンだって相性次第で伝説のポケモンが一般のポケモンに負けますからね。
相性は決して馬鹿にできない大事です。
そしてこの相性という面でみれば、英傑とカースガノンは最悪です。勝てるわけがないとしか言えないほど、相性が悪いです。
そもそもカースガノンは対英傑用に生み出されたものですから、当たり前と言えば当たり前です。
確実に勝てるように相性が良い存在を作り出してぶつける、というのはとても合理的です。
ですが逆に言えば、その相性差が無ければ互角以上に戦え、勝利することも不可能ではなかったはずなのです。
考察する対決時の条件
まず最初に条件を考えていきたいと思います。無制限に何でもありにしてしまえば、そりゃあ英傑が勝ちますからね。しっかりと現実的な条件を考えていきたいと思います。
そして今回付ける条件は次の5つです。
①カースガノン及び英傑の能力はブレワイと黙示録、両方のものを参考。
カースガノンはブレスオブザワイルドで戦えるものと、厄災の黙示録で戦えるもの、この二つの良いとこどりをした能力。
英傑たちは種族的な特徴やクリア後の加護、黙示録での能力から考察していきます。
カースガノンも英傑も万全な状態で。
それで打ち破ってこそちゃんとした勝利ですからね。
②英傑たちは神獣クリア後にもらえる武器を装備していたと想定。ただし、壊れないものとする。
英傑たちの装備は、神獣をクリアした際にもらえる武器とします。厄災の黙示録でもそれを使っていたので、当然と言えば当然ですね。
また武器は壊れないものとします。
「このカースガノンはこの体力だから、この武器の攻撃力と耐久力だとどう頑張っても無理」というゲーム的な条件をなしにしたいからです。
これで理論上は、どの英傑でもどのボスを倒せるようになります。
③シーカーストーンによるアイテム(リモコン爆弾など)はないものと想定。
厄災の黙示録では使えていましたが、今回はなしで考えていきます。キャラそれぞれの固有の力だけで勝てるよう組み合わせたいからです。
④1vs1を想定する。
黙示録のように二人がかりでの戦闘や、英傑2人vsカースガノン2体というようなものは対象外として考えます。
そうでないと「この英傑が勝つまで耐えて、援軍に駆けつけるのを待つ」みたいなこともできてしまうので、しっかりと1vs1をしてその上で英傑側が勝てるような盤面を考察していきます。
⑤一人の英傑につき、相手できるカースガノンは一体までとする。
この英傑が強いから負けたやつ以外は相手してもらおう、というのをなくすためです。
全員に活躍してもらわないとつまらないですからね。
以上5つの条件を想定した上で、考察していきます
水のカースガノン
上がブレスオブザワイルド、下が厄災の黙示録での水のカースガノンです。
ブレワイのはともかく、黙示録のは水というより氷のカースガノンですね。
水のカースガノンは槍のようなエネルギー刀や氷を投げつけたり、氷のハンマーを使った射程の長い攻撃が特徴です。
しかもブレワイでは水位を上げてこちらの足を奪い、黙示録では水場を凍らせて足を奪ったりと、こちらの機動力を奪うような、こちらに不利を押し付けてくるのも特徴的なカースガノンです。
デバフが得意なボスって感じですね。
水と生きるゾーラ族のミファーが負けてしまったのも、これで機動力を奪われたのが原因でしょう。その上で槍使いのミファーよりもリーチが長い武器で間合いを制していると、何から何まで完璧にメタられています。
そんな水のカースガノン相手に最も有利に戦え、勝利を奪える英傑は「リーバル」でしょう。
空を飛べるリト族でリーバルトルネードを持つリーバルならば、空を自在に移動し水位が上がろが水場を凍らされようが関係ありません。実際、水のカースガノンとの戦いではリーバルトルネードが優秀ですからね。
また長距離攻撃に関しても、リーバルの武器は弓。射程でもリーバルの方に分があり、カースガノンの射程外からの攻撃が可能です。
自分のブレワイ初プレイ時の水のカースガノン戦は、弓だけで終わりましたからね。
無理ということはないでしょう。
ちなみに「水」のカースガノンという事なので、最も相性の良いのはウルボザでしょうね。彼女ならば「ウルボザの怒り」を連打するだけでも勝てるでしょう。
ですが水のカースガノンにウルボザを使うわけにはいかないのです。彼女にしか勝てないカースガノンがいるので。
ここはリーバルに任せます。
炎のカースガノン
水のカースガノンの時もそうでしたが、黙示録のカースガノンの方が明らかに強そうです。実際強いんですけど。
100年前時点だと黙示録の姿だったが100年前の英傑たちとの戦いで損傷してブレワイの姿になったのか、ゼルダがガノンの力を抑え込んでいる影響で弱体化し、ガノンと同様に不完全な状態で復活したのかは分かりませんが。
炎のカースガノンの特徴は右手の大きなエネルギー刀での重い攻撃と、炎を投げてくる遠距離攻撃、そして黙示録では髪の毛のような質量ある炎による連続攻撃も持っています。
機動力を奪ってこちらを不利にしてくる水のカースガノンとは真逆に、力こそパワーといった感じの、ごり押しタイプのカースガノンです。
いくらダルケルの護りがあるダルケルにも限度があります。
軽い攻撃ならいくら受けても大丈夫だったのでしょうが、重量攻撃を何度も受ければ護りも崩壊しますし、しっかりと遠距離攻撃も持っているためカウンターというのも決めづらい、戦いづらい相手といえるでしょう。
そんな炎のカースガノン相手に最も有利をとれ、勝利を奪えるのは「ウルボザ」でしょう。
重量級の攻撃というのは、大体がパワーがあるゆえに速度はありません。実際、攻撃モーションは大振りで結構遅めです。
そういうタイプの攻撃は、受けるよりも避ける方が消耗は少ないです。
片手剣と盾で機動力が高く、舞うように戦うといわれるウルボザならば、攻撃を避けつつ反撃をすることも可能です。ウルボザの怒りを使えば、近寄れなくても攻撃できるのもポイントです。
と、ここまでの理由だけならこう思いませんか。「機動力があればいいのなら、リーバルやミファーでもいいのでは?」と。
たしかにその二人でも有利に戦えますし、勝利するのも不可能ではないでしょう。リーバルに関しては、矢が炎で燃やされないかちょっと心配ですけど。
ですがその二人ではおそらく勝てません。水のカースガノンのところで言ったように、これはウルボザでしか勝てないカースガノンなんです。
その理由がこちら。
これはブレワイで炎のカースガノンの体力が半分になったときに使う、ダルケルの護りのようなものです。
これがある限り、ダメージは通りません。そして、これの攻略法は、自分が知る限りで二つあります。
一つは、炎を溜めているタイミングでリモコン爆弾を投げ入れる事です。岩オクタを倒すのと同じ要領ですね。
恐らくはこれが一番有名なんでしょうね。動画などのコメントではこれが一番多かったです。
ですが条件のところに記したように、今回はシーカーストーンなしでいきます。なのでこの方法は無理になります。
ちなみに自分は英傑たちの詩で装備が制限される状況になるまで、この方法を知りませんでした。
ずっと二つ目の方法でやっていました。
その二つ目の方法というのが、放たれた炎をジャストガードで跳ね返す、というものです。
ジャストガード、つまり盾が必要という事です。そして英傑たちの中で盾を使えるのはウルボザだけです。また英傑たちの詩ではジャストガードをしていたので、ウルボザなら問題はないでしょう。
これが、炎のカースガノンの相手はウルボザしかできない、といった理由です。
一応ダルケルの護りがあれば盾なくても跳ね返せるんですが、それができたのならダルケル本人が勝っているはずです。
なので、今回は外しています。
シーカーストーン縛りがあるゆえにウルボザでしか勝てないカースガノンになりましたが、それが無ければダルケル以外の誰でも勝てる最弱のカースガノンかもしれません。
風のカースガノン
風のカースガノンの特徴は、左右の銃身(ブレワイ時は右だけ)からのエネルギー波による遠距離攻撃です。
見たらわかる、遠距離攻撃重視のボスです。
弓と違い、矢をつがえる必要がないため連射が可能な上、エネルギー波という偏差が必要ない攻撃なために精度も正確。
その上、ブレワイでは体力が半分になるとビットを出し、攻撃がさらに多角化されます。
黙示録ではエネルギー派をただ撃つだけでなく、下に向かって放出する事で衝撃波として利用したり、上に放出することで雨のようにエネルギーを降らしたりもしてきます。
またこれは可能性の一つなのですが、雲を集める能力も持っている可能性があります。原理としては、風を使って雲を集めている、ということになるのでしょう。
雲を集められて何か困る事があるのかというと、リーバル相手にはめちゃくちゃ重要なことです。
雲が集まり雨が降ってくると、バクダン矢が使えなくなってしまうからです。
古代兵装の矢を除けば、矢の中で最も攻撃力のある手段がバクダン矢です。リーバルも愛用していますよね。ムービーでめっちゃ使ってます。
またそれ以外にも雨が降ることで空を飛ぶリーバルは飛びづらくなるという、デメリットも生じるため、本当にリーバルとは相性最悪な敵になります。
こんな風のカースガノンを相手にして、一番有利に戦えるのは「ミファー」でしょう。
水のカースガノンは凍らせることで機動力を奪いましたが、それができない風のカースガノンならばミファーの機動力が十分に活きます。エネルギー波の弾幕を掻いくぐり攻撃をすることも可能でしょう。
またゾーラ族のミファーなら、雨が降ってきたとしてもなんの事もないでしょう。
普通なら雨が降ると地面が濡れて足を滑らす可能性が出てきたりと、普通に厄介そうですがミファーならむしろその方が真価を発揮できる可能性があります。
ちなみにミファーほど相性が良いわけではないでしょうが、ウルボザでも勝てそうな気はします。
ウルボザも機動力はありますし、エネルギー波も盾で防いで何ならジャストガードしそうな感じもします。
それにウルボザの怒りなら距離関係ないですし。
ウルボザ、雷のカースガノン以外なら勝てそうってヤバイですね。
雷のカースガノン
こいつ以外ならどのカースガノンだとしても勝てそうウルボザを負かした相手であり、ゲームのボスとしても一番苦戦した人が多い、正真正銘最強のカースガノンです。
雷のカースガノンの特徴は、なんといってもその素早い移動速度です。機動力が高い、なんてレベルじゃありません。もはや瞬間移動と言われても納得するレベルです。
その速さはなんとウルボザの怒りさえも避けるほどの速度です。
こいつ相手に機動力で勝負を挑むのは無謀ですね。愚の骨頂です。
ですがその分、一撃の重さはそれほどなく、ウルボザでも普通に剣戟できるレベルです。機動力のある敵らしく、手数で攻めるタイプですね。
ですがそういうボスにありがちな「攻撃に当たりにくい分、当てさえすればもろい」なんてことはありません。
意外と防御力はあり、盾がある状態だとほとんどの攻撃が通じません。軽い攻撃だと何度入れてもはじかれてしまうため、重い一撃を入れる必要があるでしょう。
そんな最強の雷のカースガノンに勝てるのは、おそらくダルケルだけでしょう。まあもう残っているのがダルケルだけなんですが。
本来、機動力のある手数で戦う者と一撃の重さで戦う者での戦いの場合、圧倒的に前者の方が有利です。
どれだけパワーがあり火力があっても当たらなければ意味がありません。素早い動きで避けられてしまいますし、動きが遅いものが素早いものの動きを捉える事は至難の業です。
ですが、ダルケルに関してはその限りではありません。
なぜなら彼には鉄壁の防御力を誇る「ダルケルの護り」があります。
そこまでパワーのないウルボザでも、一応はしのぐことができる雷のカースガノンの攻撃です。そんな攻撃ならば、ダルケルの護りで防ぐ事は容易でしょう。
その攻撃を防ぎ、カウンターを決める要領でやり返せば良い訳です。それならば、相手の機動力は関係ありません。またダルケルの両手剣を使った重い一撃ならば、雷のカースガノンの守りも突破できます。
他のカースガノン相手では、ダルケルだと勝てないかもしれませんが、逆に雷のカースガノンの相手はダルケルにしかできないでしょう。
汎用性こそないけど、刺さる相手には刺さる。そんな感じのダルケルでした。
まとめ
以上の考察から、英傑VSカースガノンで英傑サイドが勝利をするには
ミファーVS風のカースガノン
リーバルVS水のカースガノン
ダルケルVS雷のカースガノン
ウルボザVS炎のカースガノン
この組み合わせで戦えば、勝利をすることができたでしょう。
ちなみになんですが、厄災の黙示録の最後のメインクエスト「厄災封印戦」で各カースガノンが再登場したときに、各英傑たちがカースガノンと戦うのですが、その際の組み合わせが
というものになっています。
自分が考えた組み合わせをしつつ、一度は実質的に敗北した相手にリベンジを果たせる組み合わせになっていますよね。
さらに言えば、この組み合わせというのはブレワイのウルボザの日記にある、ミファーとリーバルの次の時代を築く若者たちと、ウルボザとダルケルの彼らを支える側、という風にもなっているんです。
黙示録はこういうところでも凝っており、本当に良いですよね。
まあ英傑サイドには4体同時に相手をしても戦えている最強のワイルドカード「リンク」と、封印の力を持つゼルダがいますからね。
実際、ブレワイでは私たちが操るリンクがすべてのカースガノンを倒すわけですしね。
リンク、最強。